味わい深い染めの手ぬぐいを作るならやはり注染です。
思いを表現するために様々な染め方がありますが、線の細さや色の使い方などに制約があります。
また手間のかかる染めは価格に反映されます。
注染で作る時は、作りたい柄が作れるか?またコストの面も考慮しながらデザインすることが重要です。
きれ屋では経験と実績をもとに適切なアドバイスを致します。
またデザインの提案等も致しますので、どうぞご相談ください。
白い晒木綿に1色で表現されたもの。
白場の多さや、柄の配置、模様の細かさにより価格は変わりますが、注染の中では一番コストを抑えられます。
地色を1色で染め、白い部分が柄の手ぬぐい。色を変えて作ると印象が変わり、バリエーションが増えます。
染料の流し具合で表現される、手ぬぐいらしい模様。濃い色から薄い色に変わる水ぼかしや、違う色を混ぜるぼかしがあります。
2色以上の色を使用して表現する方法。それぞれの色が混ざらないように糊で「土手」を作りますので、その下か色が染まらないため、色と色の間に白い部分が1センチ以上必要です。
白の晒木綿を、無地の1色の色物に染めます。無地染め専門の染工場で行うため、価格も納期も掛かります。また色を抜きながら柄にする、抜染(ばっせん)という方法も出来ます。
染めあがった手ぬぐいに、もう一度違う柄を染める方法です。一回の染めでは表現できない場合に使用しますが、費用が高くなるため、柄を工夫して、差し分けで作れるデザインにしていただく場合が多いです。
明治時代に開発された注染の技術は、今でも職人による手作業で行われています。
そのため少ないロット(200枚~)でも、数千枚の大量生産でも対応しています。
また両面から染料を流し込むため、表裏のない染め上がりになります。
型紙は防染用の糊を布に置くためのものです。指定された模様を型紙に彫り、裏から紗(しゃ)と呼ばれる薄布を張り、柄を固定します。
丸めて保存できるので、追加の際に再利用が出来ます。
型紙を手ぬぐい生地にあて、糊をヘラで置いていきます。糊の付いた部分が染料を流した時に色が染まらず柄となります。手ぬぐい生地を折り返しながら、糊を置く作業を2~3回繰り返します。
2~30枚糊の付いた状態で重ねた手ぬぐい生地に、ヤカンと呼ばれるジョウロのようなもので染料を注ぎます。
差し分けは、「土手」を作り色が混ざらないよう染料を流し込みます。
染め上がり後の手ぬぐい生地は、水槽で余分な染料や糊を洗い落とします。
その後吊るして風に当て、自然乾燥します。柔らかい生地の状態を保つには、この方法が一番です。
乾燥後、巻き取られ、再度、型の長さ(手ぬぐいの長さ)に畳まれ、裁断されます。
指定の形に畳みます。帯やのしを掛け、裸またはOPP袋に入れて納品します。
きれ屋がご提案する、たとう紙に入れると印象が変わります。
・たたみ帯掛袋入れ作業費:+20円~
・たとう紙:+40円~
まずは一度、お問い合わせください。
デザインを見せていただき、最適な方法を「きれ屋」がご提案いたします。
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